90年代の私-日常に価値を与えるために op.1802002年5月制作
約450cm×220cm (99cm×90cm×10枚)
信濃橋画廊５（2002年5月27日〜6月8日）
今回私は私自身の１９９０年から１９９９年の９０年代という１０年間の行動の記録を展示しました。そして行動の記録の背景にはその当時の私のスナップ写真にたまたま写り残された、室内などの風景の一部を拡大したものを用いました。当時、日常的に見ていた、これらの忘れ去られた（中にはゴミとなってしまった）画像をもう一度、クローズアップし拡大することで、長期的な視点で価値のあるものは何なのかを見つけ出そうとしています。現代は余りにも多くのことが目先の損得（特に経済効果優先）に惑わされすぎているように思われます。私はできる限り長期的な視点を作品に取り込むことで、目先の損得に惑わされず、日常をどう生きるかこそが重要で、日常を変えていければと考えています。印刷はインクジェットによる、耐光性２００年プリント。
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